どうやらここは主の書斎らしい。書架には分厚い本がいかにも几帳面に分類整理されて並んでいる。正面 には重厚なな書き物机があり、その上に並ぶステーショナリーは簡素だが実用的でしっかりした作りの高級感のあるものばかりだ。椅子も皮張りの立派な作りで、いかにも座り心地の良さそうなものである。 書き物机の上には走り書きしたメモが数枚と革の表紙の分厚い雑記帳が置いてある。メモの方はどうやらこの屋敷に関する出来事を簡潔に記録したものらしい。雑記帳の方はというと、日記めいたものが書いてあるが、多忙なのか不精なのかはわからないが日付けは飛び飛びで、気が向いた時にだけ書き綴るといったところであろうか。 この屋敷について少しでも情報が欲しい。非礼とは知りつつも私はそれらを読んでみる事にした。
2007年4月15日 「宣伝活動」 さて長々と放置されているこのサイト、商業活動その他に現を抜かしておった訳ですが、その甲斐あってか5月11日に初の単行本『シスプレ』が発売されることになりました。 これは2004年辺りのデビューから今までコミックMUJINに掲載されたものがまとめられたものです。MUJINつう雑誌は濃いエロスと甘いストーリーがウリ(相反するように見えますがその辺は力技で)なので触手なんて描いてるのは中村錦先生くらいなもんで、触手どころかファンタジーやら超常的要素もほぼありません。当然私の漫画も触手率0%!触手のしょの字もないよ。 このサイトのお客様にはそんな本の価値は皆無かもしれませんが、触手以外の私の作品に少しでも興味のある方はよろしくお願いし致します。またこのサイトから入ったお客様向けにカバー下にちょっとしたオマケを仕込んでおきましたので、もしご購入くださった場合には、真っ先にカバーを外してみましょう。本文は読まなくても良いです(ウソ)。まぁあくまでオマケなので過剰な期待は禁物ですが。 とりあえずこれで商業活動が一区切りって感もありますが、他社のオファーもあったりでまだまだ触手業界復帰は先かなと。んでも年に一度くらいは同人新刊出したいし、今年はキミキスも冷めたので、夏コミに向けて触手本を考えなきゃと思っていたりもします。